ゴールドマンが日本で病児保育導入へ、女性社員の安定就労で

  • 日本が初の導入事例に、急な発病にも確実に対応
  • 女性社員の安定就労が幹部登用の鍵-上田マネジングディレクター
A mother and her children walk through a supermarket in Chiba, Japan. Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

ゴールドマン・サックスは日本の社員を対象に、体調の優れない児童をケアする病児保育制度を導入する。女性社員が安心して働き続けられるための新たな施策となる。病児保育に特化した施策は日本拠点が世界初だという。

  ゴールドマンは専門業者を通じ、インフルエンザや胃腸炎など12歳以下の子供が急に発病した場合、当日でも朝7時に申し込めば2-3時間でベビーシッターや保育士を自宅に手配する。急な依頼でも対応するという。

  ウォール街では人材の多様化を推進している。10月にゴールドマンの最高経営責任者(CEO)に就任するデービッド・ソロモン氏も職場での女性登用は「最大の関心事だ」として積極的だ。先月指名した経営委員会の新メンバー4人のうち3人が女性だった。

  同社の米国でのエグゼクティブやシニアマネジャーの女性比率は約22%。日本でのマネジングディレクターなど幹部の割合について、東京在勤の松本弘子広報担当は開示していないと述べた。

  これまで同社は待機児童対策として事業所内託児所を開設したほか、介護支援制度を導入し病院の行き来や身の回りの世話など介護対象者1人当たり年間100時間分の支援サービスを無料で提供している。

  同社の上田彰子マネジングディレクターは、「日本では新卒採用段階では約半数が女性だが、昇進の過程で退職してしまうのが実態」とし、女性社員の安定就労が幹部登用への鍵だと指摘。その上で「女性に働き続けてもらうために、これからも必要なサポートを提供していきたい」と語った。

英語記事:Goldman Sachs Starts Childcare Service for Sick Kids in Japan

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE