中国本土の短期金利で15年以来の逆転現象、人民銀の役割試される

  • 7日物リバースレポ金利よりも市場金利が低くなった
  • マネーを実体経済に供給し、システミックリスク阻止する-華宝信託

Photographer: Xaume Olleros/Bloomberg

中国の金融機関は今、中国人民銀行(中央銀行)よりも同業者からの方が資金を安く借りられる。

  人民銀が提供する7日物リバースレポ金利よりも本土の短期金融市場での借入金利が低くなった。景気下支えに向け、人民銀が潤沢な流動性を供給しているためだ。借入金利の逆転が前回起きた2015年9月当時は、本土株急落後のリスク対策として人民銀が大規模な流動性供給を行った。

  華宝信託の聶文エコノミスト(上海在勤)は「リスクのない低水準の短期市場金利が社債利回りの低下につながることを期待し、人民銀が市場金利を低めに誘導し続ける可能性は高い」と述べ、これが7ー12月(下期)に「マネーを実体経済に供給し、システミックリスクを阻止することに寄与する」と予想した。

原題:China’s Upside-Down Money Market Tests the PBOC’s Role(抜粋)

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