テスラ取締役会、マスク氏の非公開化計画を子細に検討へ

更新日時
  • 取締役会は来週アドバイザーと会う予定-CNBC
  • 時間外取引でテスラの株価は上昇、一時3.5%高

米電気自動車(EV)メーカー、テスラの取締役会は、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が提案した株式非公開化計画の検討を推し進める。非公開化の仕組みや資金調達方法は明らかにしていない。

  経済専門局CNBCの9日の報道によれば、取締役会は株式非公開化の検討プロセスに正式に入るため財務アドバイザーと来週会う予定で、計画を自分たちが評価している間は関与しないよう同CEOに求める公算が大きい。非公開の内容だとして匿名で語った複数の関係者を引用したCNBCは、少数の独立取締役による特別委員会が詳細を検討する公算が大きく、取締役会はマスク氏に別のアドバイザーを自身のために起用する必要があると伝えたとも報じた。

  この報道を受け、テスラの株価は9日の米株式市場の時間外取引で上昇、一時3.5%高を付けた。テスラにコメントを要請したが、これまでのところ返答はない。同社株は9日の通常取引終値まで2日間で7.1%下落。マスク氏が非公開化の資金を確保できないのではないかとの疑念に加え、米証券取引委員会がテスラやマスク氏の公式発表を調べているとの関係者の情報が材料視された。

  テスラ株を約20億ドル(約2200億円)相当まで買い増したと報じられたサウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が非公開化への資金提供に同意したかは不明だとCNBCは報じた。ただ、マスク氏はPIFに対し、事前に非公開化について伝えたという。

  テスラはこれまで資金調達の際、引き受け幹事にゴールドマン・サックス・グループかモルガン・スタンレーを起用してきた。ソーラーシティー買収の助言会社にはエバコアが起用された。

原題:Musk’s Go-Private Proposal to Be Pored Over by Tesla’s Board (1)(抜粋)

(サウジ政府系ファンドに関する情報などを追加して更新します.)
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