S&P500は年末までに12%上昇、最も強気な米ストラテジスト

  • カナコードのドワイヤー氏:S&P500は3200に到達
  • 企業利益と信頼感・景況感の改善が上げを後押し
Photographer: ANDREW HARRER

米国株が過去最高値に迫る勢いを示す中で、ウォール街で最も楽観的なストラテジストが一段と大胆な予想を展開、S&P500種株価指数が向こう5カ月足らずで12%上昇するとの見通しを示した。

  カナコード・ジェニュイティのトニー・ドワイヤー氏は米景気と企業業績が強気相場を後押しし、S&P500は3200に到達すると予想。世界的な見通しの変更と人口統計のプラスの影響も今年下期の株価上昇を支えるだろうと説明した。同指数はこのところ、1月に付けたピーク近くまで上昇している。

  ドワイヤー氏は今週の顧客向けリポートで、「株価上昇が一時的に止まれば、好機と見なすべきだ」と指摘。「中国との貿易戦争の可能性という予想不可能な状況と10年物米国債の利回りの3%回復がボラティリティー拡大を引き起こす可能性は確かにあるが、基本的な背景を考えれば、これをリスクを積み増す好機とすべきだ」と分析した。

  ドワイヤー氏の強気予測の鍵となるのは、伸び続けている企業利益や消費者信頼感および企業景況感の改善といった、現在の強気相場を既に支えている要因だ。米投資家は、米経済が金利上昇に耐え得るとの米金融当局の見方に勇気付けられて、貿易摩擦の予想不可能な展開という暗雲の下で「心配の壁」を登っている。

原題:Wall Street’s Biggest Bull Sees S&P 500 Rising 12% by Year’s End(抜粋)

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