【社債取引】東京地下鉄30年債のスプレッド縮小-長い年限で取引活発

  • 新発30年債のスプレッドは19bpと17.5bp-起債時は20bp程度
  • 年限7年以上の社債取引は全体の44%、金利上昇前は16%

日本銀行による長期金利の変動幅拡大許容を受けて、東京地下鉄の新発30年債の国債カーブ対比上乗せ金利(スプレッド)が流通市場で縮小した。

  東京地下鉄債(2048年5月22日償還)は8日に98.902円で1件、98.587円で2件約定した。日本証券業協会の取引価格からブルームバーグがYAS機能でスプレッドを算出するとそれぞれ17.5bp程度と19bp程度になり、5月起債時の20bp程度を下回る。日銀の政策修正観測が出る前の7月20日には0.68%だった30年国債利回りが足元では0.86%に上昇。社債利回りに占めるスプレッドの割合が低下している。

  日銀が長期金利の変動幅を上下0.2%程度に拡大以降、社債流通市場では長い年限で利回りを巡る取引が活発になっている。残存年限7年以上の取引は8日(9日の発表時点)で全案件中47%の15件。日銀の政策を巡る観測が出る前の7月20日にはこうした取引は8件で全約定取引の15%にとどまっていた。

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