メルカリ、前期は営業赤字44億円と悪化-経費拡大や米事業苦戦で

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  • 「成長目指すフェーズ。黒字化明言できず」と山田会長-株価11%安
  • 上場後の初決算、アプリ累計ダウンロードは国内7570万、米国3990万
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

フリーマーケットアプリ国内最大手メルカリの前期(2018年6月期)の連結営業損益は44億円の赤字だった。事業拡大に伴う人件費や広告宣伝費の増加、米国事業の苦戦などが響き前年同期の28億円の赤字から悪化した。今回が6月の上場後初の決算となる。

  9日の開示資料によると、売上高は前年同期比62%増の358億円、純損益は70億円の赤字(前年同期は42億円の赤字)だった。6月末のフリマアプリ「メルカリ」の累計ダウンロード数は国内が7570万、米国は3990万となった。今期(19年6月期)の業績予想は開示していない。

  13年に設立し、個人が服や雑貨などを売買できるスマホアプリで知名度を上げたメルカリは事業を米国など海外に広げ、金融サービスにも参入するなどビジネスを拡大している。未公開段階で時価総額が1000億円を超えるユニコーン企業として6月19日に東京証券取引所マザーズ市場に上場した。

  株価は上場時より約11%下落し、9日終値は4735円となった。時価総額も約7200億円から6543億円(9日終値ベース)に減少した。

  メルカリの山田進太郎会長は9日の決算会見で、「現在は成長を目指していくフェーズ。いつまでに黒字化するかは明言できない」とし、米事業や決済サービス「メルペイ」への投資などで収益性を高めたい考えを示した。株価については公募価格の3000円より高い水準で、「期待に応えていくのが重要」と述べた。

(第4段落に山田会長のコメントを追加しました.)
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