21世紀フォックス:4-6月利益と売上高は予想上回る-娯楽事業好調

  • 映画やケーブルテレビ視聴料収入が業績を押し上げた
  • ディズニーはフォックスの大半の事業を買収することで合意している

ルパート・マードック氏率いる米21世紀フォックスの4-6月(第4四半期)決算では、エンターテインメント事業の好調を受けて利益は市場予想を上回った。ウォルト・ディズニーによる同事業買収計画の妥当性を裏付ける結果となった。

  「デッドプール2」といった映画やケーブルテレビ(CATV)視聴料収入が業績を押し上げ、一部項目を除く1株利益は57セントとなった。アナリスト予想平均は54セントだった。

  フォックスにとってプラスの内容は、同社事業の大半の買収を予定しているディズニーにとってもおおむね朗報だ。フォックス株主は先月、映画・テレビ制作スタジオ「20世紀フォックス」と「FX」や「ナショナル・ジオグラフィック」などのCATV局を713億ドル(約7兆9100億円)で売却する計画を承認した。こうした資産売却後の新生フォックスはFOXネットワークやFOXニュースなどを保持する。

  4-6月期の売上高は18%増の79億4000万ドルで、アナリスト予想の75億5000万ドルを超えた。ただディズニーによる買収計画が迫っているため、決算はさほど株取引の材料にはなっていない。通常取引後の時間外取引でニューヨーク時間8日午後4時10分(日本時間9日午前5時10分)現在、フォックスの株価はほぼ横ばいの45.58ドル前後。

  同四半期にはCATV番組制作事業の利益が12%増の16億1000万ドルに達した。前年同期に2200万ドルの赤字だった映画部門は2億8900万ドルの黒字となった。全世界で7億3000万ドル強の興行収入をもたらした「デッドプール」続編が映画事業の好転を後押しした。

  CATV国際事業の売上高も増加。クリケットのプロリーグ「インディアン・プレミア・リーグ(IPL)」の放映権が寄与した。関連会社の売上高が12%増え、広告収入も55%の伸びを記録した。

原題:Fox Entertainment Assets Shine, Helping Validate Disney Deal (1)(抜粋)

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