NZ中銀:政策金利のあと2年間据え置きを予想-経済見通し悪化

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  • 同中銀は利上げの見通しを2020年7-9月(第3四半期)に先延ばし
  • 経済見通しが弱まる中で必要に応じて利下げする可能性も残した

ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は9日、政策金利のオフィシャル・キャッシュレートを過去最低の1.75%に据え置くとともに、経済成長の見通しが弱まる中で政策金利を現行水準にあと2年間維持する見通しを示した。

  オア総裁は「われわれは政策金利を2019年から20年にかけて現在の水準に維持すると予想しており、5月の声明で示した見通しよりも長期間となる」との声明を発表した。ただ「次の動きは上下いずれかの方向になる可能性がある」として、必要に応じて引き下げる可能性も残した。

  同中銀は企業景況感の悪化や住宅市場の冷え込み、世界的な貿易摩擦によるニュージーランドの輸出へのリスクを背景に経済成長率見通しを引き下げた。同中銀は政策金利の最初の引き上げ時期を20年7-9月(第3四半期)とし、5月に示した予想から1年先延ばしした。政策金利は16年末から1.75%の水準にある。

  発表を受け、NZドルは下落。ウェリントン時間午前10時30分(日本時間同7時30分)現在、1NZドル=0.67米ドル。発表前は0.6747米ドルだった。

  ASB銀行のチーフエコノミスト、ニック・タフリー氏は「中銀の新しい見解は据え置きがより長い期間になるということだが、われわれは19年11月までの据え置きを引き続き予想している。重要なのはかなりの期間にわたって利上げの緊急性が全くないことだ」と指摘した。

  同中銀は19年3月までの1年間の経済成長率見通しを2.9%とした。5月には3.3%未満との見通しを示していた。またインフレ率が同中銀の目指すレンジ1-3%の中心値(2%)に達する時期を21年1-3月(第1四半期)とし、5月に予想した20年後半との見通しを先送りした。

原題:RBNZ Expects to Keep Rates at Record Low for Two More Years (2)(抜粋)

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