ロシア、米国の新たな制裁計画を激しく非難-ルーブルや株が下落

更新日時
  • 米政府、英国での神経剤襲撃事件を巡り新たな対ロシア制裁を発表
  • 米議会、選挙介入に抗議し「強烈な制裁」を検討
Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg

ロシアは米政府が発表した新たな一連の制裁に対する報復を警告した。両国の緊張が高まる中、ロシアの通貨と株式相場は下落した。

  米政府は英国で3月に元スパイのセルゲイ・スクリパリ氏と娘が神経剤で襲撃された事件についてロシアに責任があるとし、同国に新たな制裁を科すと発表した。

  数日前には米上院の超党派グループが、ロシアが米国の選挙に介入したことに抗議し、新規発行国債の購入や大手国有銀行などに影響が及ぶ「強烈な制裁」を科す法案を提出したばかりだった。

  こうした措置を背景に、ロシア・ルーブルは2016年以来の安値に下落したほか、新たな制裁の対象となり得るアエロフロート航空や銀行のVTBなどの株価も急落した。

  7月のヘルシンキでの米ロ首脳会談以降、トランプ大統領自身は関係緊密化を呼び掛けているものの、米政権はロシアに対して一段と厳格な措置を取るよう圧力を受けている。トランプ氏は同会談で米選挙への介入についてプーチン大統領に説明を求めなかったとして、広く批判された。

  ロシア大統領府のペスコフ報道官は電話会議で、「そのような措置は間違いなく非友好的で、前回の首脳会談での厳しいながらも建設的な雰囲気に関連づけることはとてもできない」と述べた。

  ロシア政府は9日に米国の制裁に対して反発したが、その詳細を待つ格好となっており、具体的な措置を示すには至らなかった。

原題:Russia Blasts New U.S. Sanctions Plan as Ruble, Stocks Slide (1)(抜粋)

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