Photographer: Christopher Lee/Bloomberg

【米国株】S&P500ほぼ変わらず、貿易摩擦が圧迫

更新日時
  • 米国のロシア制裁で株の上値重い、原油安でエネルギー株が下落
  • 米10年債入札、過去最大規模も無難に消化

8日の米株式市場ではS&P500種株価指数がわずかに下げ、上昇は4日連続で終わった。貿易摩擦が高まったほか、米国がロシアに制裁を科したことが上値を重くした。

  • 米国株、S&P500種株価指数はほぼ変わらず
  • 米国債は小じっかり、10年債利回りは2.96%
  • NY原油は急反落、米中の貿易摩擦悪化で
  • NY金は小幅続伸、1オンス=1221ドルで終了
  •   S&P500種は取引終了間際に小幅安に転じた。一時は日中取引ベースの最高値に迫る場面もあった。薄商いの中を相場は全般にもみ合いに終始した。原油価格が大幅安となったため、エネルギー銘柄などは下落。米中双方が追加関税の適用期日を発表したため、株式相場は安く始まった。

      S&P500種株価指数が前日比0.1%未満安い2857.70で終了。ダウ工業株30種平均は45.16ドル(0.2%)安の25583.75ドルで終えた。一方、ナスダック総合指数は0.1%上げて7888.32。午後5時現在、10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.96%。

      ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が大幅反落。米国の在庫が減少したものの、米中の貿易摩擦悪化を受けて売りが膨らんだ。中国は23日から米国のガソリンなどに25%の関税を賦課する。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は2.23ドル(3.2%)安い1バレル=66.94ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント10月限は2.37ドル安の72.28ドルで終えた。

      ニューヨーク金先物相場は小幅続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.2%高い1オンス=1221ドルで終了した。

      米10年債入札では規模が260億ドルと過去最高だったものの、米国債は小じっかりとなり、発行額の増大が長期借り入れコストの上昇圧力につながっていないことを示した。

      好調な企業決算や経済成長を背景に米国株は過去5週間、堅調に推移している。貿易摩擦が景気拡大を妨げるとの懸念が強まっているが、株高がそれを緩和する格好となっている。

    原題:U.S. Stocks Halt Rally, Dollar Slips With Crude: Markets Wrap(抜粋)
    Crude Slumps as Trade War Overshadows Drop in U.S. Inventories
    SPDR’s New Gold ETF Seduces With Low Fees Even as Prices Stumble

    (最終2段落を加え、更新します.)
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