マスク氏、孫正義氏とテスラ投資を巡り17年に協議

  • 17年の協議はテスラ非公開化の可能性にも及んだ
  • 経営権を巡る不一致で話し合い進展せず-現在進行中の協議はない

孫正義氏

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

イーロン・マスク氏と孫正義氏は昨年、ソフトバンクグループによる米テスラへの投資について協議し、テスラの株式非公開化を含む選択肢を話し合ったと、この協議に詳しい関係者2人が明らかにした。

イーロン・マスク氏
Photographer: Bloomberg/Bloomberg

  関係者らによると、孫氏とマスク氏はテスラ投資の可能性を協議するため2017年4月に面会した。協議はテスラの非公開化の可能性にも及んだが、経営権を巡る意見の不一致があり、進展しなかったという。マスク氏は多議決権株式を通じてテスラを強力にコントロールする構造を提案していたと、関係者の1人は話した。情報が非公開だとして匿名を希望したこの関係者2人によれば、現時点で進行している協議はない。テスラの広報担当者は8日これまでに、コメント要請に応じていない。ソフトバンクの広報担当者はコメントを控えた。

  協議が行われていた当時、テスラ株は300ドルをわずかに超える水準にあった。7日にはテスラを1株420ドルで非公開化することを検討しているとのマスク氏のツイッター投稿を受けて、11%高の379.57ドルで終えた。1株当たり420ドルでは、企業価値が約820億ドル(9兆1000億円)という計算になる。マスク氏のテスラ株保有率は現在20%で、株主から同社を買い取るには600億ドル余りを調達する必要がある。
  
  バーンスタインのアナリスト、トニ・サコナギ氏は「テスラ非公開化で最も明白な資金調達源は、海外勢が大半だ」とリポートで指摘。「テスラはアメリカの製造業らしい企業であり、その大部分を海外の投資家が買収するとなれば、対米外国投資委員会(CFIUS)が反対する公算は大きいだろう」と述べた。

原題:Musk Is Said to Have Talked With SoftBank About Tesla Investment(抜粋)

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