Photographer: Chris Roussakis/Bloomberg

ガムからマリフアナへ、医療ビジネスに賭けるリグレー家御曹司

  • 曾祖父が1891年に創業したリグレー社の資産を引き継いだリグレー氏
  • 娯楽用のマリフアナ市場への投資はまだだが、注視している

チューインガムで財を成したリグレー家。その御曹司が賭けるのがマリフアナだ。

  同家は2008年、チョコレートメーカーの米マースに家業を売却。ウィリアム・リグレー・ジュニア2世はその取りまとめに寄与した。そして今はサーテラ・ウェルネスへの6500万ドル(約72億円)の投資ラウンドで先頭に立つ。同社はジョージア州に本社を置く医療用マリフアナのスタートアップ企業だ。

  リグレー氏(54)は家業売却後、ガム・キャンディー事業を去り、フロリダ州ウェストパームビーチにある個人的な投資会社を通じ新興各社を支援。サーテラへの投資を昨年9月に始めて以降、出資を増やし、会長職を引き受けた。サーテラは同氏にとってマリフアナ業界への初めての直接投資だ。

  

  リグレー氏をこの業界に引き付けたのはマリフアナの医療効果だ。それまで培った製品販売とブランド構築の経験を生かし、サーテラの成長をけん引したいと考えている。同社はフロリダで医療用マリフアナ薬局を10店舗展開。そのうちの1店舗はマイアミビーチにある。マリフアナ市場が緒に就き始めたばかりのテキサスでも営業免許を取得した。

  「極めて大きな効能を理解した時、この業界に対する考えが本当に変わった」とリグレー氏はインタビューで打ち明けた。サーテラ出資について公の場での初めての説明だ。「真っさらな状態から生まれつつある産業でこの種のインパクトを捉える機会というのはそうそうあるものではない」と話した。

  曾祖父(そうそふ)が1891年に創業したリグレー社の資産を引き継いだリグレー氏はまだ、娯楽用のマリフアナ市場には投資していない。連邦政府は引き続き違法だとしているものの、最近のマサチューセッツなど娯楽目的のマリフアナを合法化する州が増えつつあることから、市場動向を注視している。

原題:Wrigley Billionaire Moves From Chewing Gum to Medical Marijuana(抜粋)

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