S&P500種、2000年バブル期水準の2倍割高ーPSR中央値が示唆

  • テクノロジー大手に過大評価集中のバブル期と異なる-ロイトホルト
  • われわれのデータベースで最も恐ろしいチャートに分類-ラムゼー氏
Photographer: Christopher Lee/Bloomberg

2009年以降の上昇相場に伴ってより広範囲に及んでいる市場の過大評価が、慢性的な問題として米国株の前に立ちはだかっている。

  その危険性は、時価総額が大きい企業による影響を抑えた一つの評価尺度が浮き彫りにする。S&P500種株価指数構成銘柄の株価売上高倍率(PSR)の中央値のことだ。ロイトホルト・グループが集計したデータによると、S&P500種のPSR中央値は現在2.63倍。2000年2月当時は1.23倍だった。この指標は指数の中心に焦点を絞るため、アップルやエクソンモービルなど巨大企業の影響が弱まる。

  従って、企業の時価総額によってゆがめられた指標よりも、もっと危険なバリュエーションの構図をあらわにする。ゆがみを抑えないままの指標では、S&P500種は売上高の2.2倍相当で推移しており、これは18年前に見られたピーク水準と一致する。

  ロイトホルトのダグ・ラムゼー最高投資責任者(CIO)は、現在とバブル期には大きな違いがあると強調する。当時は過大評価された銘柄がテクノロジー大手にかなり集中していたが、現在は全てが割高な状態だという。同氏は先週のリポートに、「2000年のバブル期水準に戻ったS&P500種のPSRを『われわれのデータベースの中で最も恐ろしいチャート』に分類した」と記した。                  

 
原題:One Sales Gauge Shows U.S. Stocks Twice as Expensive as in 2000(抜粋)

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