豪中銀総裁:20年のインフレ目標達成を予想-金利見通し変更なし

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  • インフレ率は2020年に目標レンジ中央値の2.5%に達すると予想
  • 金利の次の動きは引き下げよりも引き上げになると想定

オーストラリア準備銀行(中央銀行)のロウ総裁は8日、インフレ率が2020年に目標レンジの中央値である2.5%に達するとの予想を示すとともに、金利見通しに変更はないと語った。

  ロウ総裁はシドニーでの講演のテキストで、「経済が良好な成長を記録して失業率が徐々に低下、インフレ率が時間とともに上昇していくという合理的な展望がある」と指摘。「実際にそうなれば、金利の次の動きは引き下げよりも引き上げになると想定される」とし、短期的には政策変更の強い論拠は見当たらないとの考えをあらためて示した。

  ロウ総裁は、労働市場が「徐々に引き締まりつつある」として、ある時点で賃金とインフレを共に押し上げる可能性が高いと分析。失業率は向こう数年で5%前後と、現在の5.4%から低下すると再度予想した。豪中銀は経済の安定を維持して企業の投資・雇用拡大を促すことを目指し、この2年にわたり政策金利を過去最低の1.5%に据え置いてきた。

  同総裁は「状況が現在の予測より早いペースで進展すれば、将来の利上げがもっと早まりそうだ」と指摘。逆に進展ペースが遅くなれば、金利据え置き期間はより長期化するとの認識を示した。その上で、「当面は政策金利を現行水準に維持するのが最善との判断を維持する」と語った。

原題:RBA’s Lowe Sees Inflation Reaching Target in 2020, Rates on Hold(抜粋)

(3段落目以降で詳細を追加して更新します.)
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