欧州バンカーの大量流出、ロンドン住宅市場を下押し-英中銀も認識

  • ロンドンに来る欧州バンカーが急減したようだとマカファティー氏
  • EU離脱を巡る不透明感の結果としてロンドンに著しい変化と同氏

欧州のバンカーの英国からの大量流出に伴い、ロンドンの住宅市場で価格と賃貸料に下押し圧力がかかっているとイングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)のマカファティー委員が指摘した。

  マカファティー委員は7日、LBCラジオでリスナーの質問に答え、「われわれは大量流出を目にした。ロンドンの一部不動産の状況は厳しさを増し、今や価格にも影響が出ている。ロンドンにやって来るフランスやドイツ、他の欧州諸国のバンカーの数がここ2年ほどでかなり急減したと承知している」と語った。

  ロンドン住宅市場では、今年に入り価格が下落。30年にわたるブームで割高になった後、英国の欧州連合(EU)離脱決定と成長鈍化が、需要に水を差した。マカファティー氏は、ロンドンが「EU離脱を巡る不透明感に伴う著しい変化」に見舞われていると述べた。

  英中銀は8月のインフレ報告で、「EU市民がロンドンの世帯に占める割合は12%前後、民間賃貸セクターでは20%を占め、EU市民が減れば、住宅サービスへの需要、ひいては住宅価格と賃貸料に影響する」と分析していた。

原題:EU Banker Exodus Hits London Home Prices, BOE’s McCafferty Says(抜粋)

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