Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg

トランプ氏が仕掛けた関税戦争、ドイツ自動車への打撃はごく軽微か

  • BMWやダイムラーへの最終的影響はごくわずかとエクサンが予測
  • VWには中国の7月の自動車の輸入関税を引き下げの恩恵も
Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg

トランプ米大統領は、ことわざに出てくる「陶磁器店に乱入した雄牛」のように振る舞い、独BMWやダイムラーの株価を今年に入り急落させた。しかし、米国が検討する輸入自動車への追加関税を巡る騒ぎにもかかわらず、今のところドイツの自動車メーカーへの打撃はごく軽微にとどまる見通しだ。

  エクサンBNPパリバのアナリストらは今週のリポートで、人気のスポーツタイプ多目的車(SUV)を米国から中国に輸出するBMWへの影響が利益の1.3%下振れにとどまり、SUVを同じ経路で輸出するライバルのダイムラーのエクスポージャーは、ほぼゼロと分析した。一方、米中間の輸出入のないフォルクスワーゲン(VW)は、中国が7月1日に自動車の輸入関税を引き下げたことに伴う恩恵を受ける見込みだ。

  スチュアート・ピアソン、ドミニク・オブライエン両氏らエクサンのアナリストはリポートで、「言葉だけでなく、行動を伴う唯一の関税変更は中国によるものだ。自動車セクターの大部分にとって最終的な影響は実際にはごくわずかだ」と指摘した。

Clear Sailing

Net impact of tariff moves are negligible for automakers

Source: Exane BNP Paribas

原題:Trump’s Trade Wars Mean Small Change for Carmakers for Now(抜粋)

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