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Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg
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東芝、4-6月の営業益急減の7億円-メモリーに変わる柱なく

更新日時
  • 純利益は1兆167億円、自社株買い検討-LNGは契約見直しも
  • エネルギーやITC部門は営業赤字を計上、収益の新たな柱模索へ
The Hamamatsucho Building, which houses the Toshiba Corp. headquarters, stands in Tokyo, Japan, on Tuesday, April 3, 2018. Toshiba is sticking with its plans to sell its memory chip unit despite regulatory hurdles, Kurumatani said.
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

東芝が8日発表した2018年4-6月期(第1四半期)の営業利益は前年同期比95%減の7億円だった。稼ぎ頭だった東芝メモリの売却後、新たな柱が見当たらない姿が浮き彫りになった。売却益計上で純利益は約20倍の1兆167億円に拡大した。同社は自社株買いの検討を進める方針だ。

  開示資料によると、売上高は7.3%減の8423億円だった。エネルギーの減収をはじめ全般が振るわず、エネルギーやICT部門は営業赤字となった。今期にずれ込んだ東芝メモリの売却益を9月に会計処理し自社株買いの原資として備える。今期(19年3月期)予想は営業利益で700億円、純利益で1兆700億円を据え置いた。

  東芝メモリの利益率は5割に迫り4ー6月期は1000億円規模の営業利益を上げていた。今後の決算では純損益のうち持ち分の40.2%が営業外に計上されるのみとなる。現在策定中の中期経営計画を11月までに具体化し、メモリー事業に変わる事業の構築などを目指す構造改革案を打ち出す方針だ。

  平田政善専務は決算会見で、100億円規模の損失が最大20年間継続する可能性も浮上しているプラント運営会社との液化天然ガス(LNG)取引契約について、「これだけ市況変動の激しいものを保有することはリスク。あらゆる方策を検討していきたい」と述べ、契約そのものを見直す可能性も示唆した。

(第4段落にLNG事業について追加しました.)
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