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Photographer: Qilai Shen/Bloomberg
cojp

中国金融市場の資金調達コスト、数年ぶり低さ-人民銀は流動性支援

  • SHIBOR翌日物は15年以来低水準-為替フォワードなども同様
  • 過剰な国内流動性は元安につながる恐れも-中信証の明明氏
Pedestrians walk along an elevated walkway in the Lujiazui Financial District in Shanghai, China, on Monday, Sept. 4, 2017. The Chinese central bank's tight leash on liquidity is straining the bond market, with the benchmark sovereign yield climbing to near the highest level since April 2015.
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

ほぼ全ての指標で中国金融市場の資金調達コストが目立って低くなっている。

  景気減速や貿易戦争絡みのリスクを踏まえ、中国人民銀行(中央銀行)は流動性を支援している。上海銀行間取引金利(SHIBOR)翌日物は1.58%と、2015年8月以来の低水準を付けた。中小規模の銀行にとって命綱である譲渡性預金(CD)金利は過去最低水準にある。為替フォワードや銀行間の借り入れコスト、国債利回り、金利スワップも似た状況となっている。

  翌日物レポ取引の規模が7月に過去最高を記録しており、国内トレーダーがこうした資金を活用している兆しが表れている。また、外国の投資家にとっては中国債券で為替ヘッジ付きのポジションを構築する良い機会だとJPモルガン・アセット・マネジメントは話す。

  だが、人民元が注目される中で、中国当局は潤沢な流動性を維持すれば元相場には下押し圧力がかかり、元を下支えしようとすれば流動性が低下するというトレードオフに直面することになる。

  中信証券の債券調査責任者、明明氏(北京在勤)は「過剰な国内流動性は元安につながる恐れがある。米中両国の金融政策の違いもあり、元相場には下落圧力が今後強まるかもしれない」と指摘した。

Flood Of Cash
Carry On
Leveraging Again
Narrowing Spread
More Easing?

原題:China’s Investors Are Being Offered the Cheapest Money in Years(抜粋)

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