Photographer: Christopher Dilts/Bloomberg

トランプ減税の恩恵最大の大手行:融資伸び減速、3200人削減

昨年12月に米共和党主導で成立した法人税軽減の税制改革によって最大の恩恵を受けた中には銀行業界が含まれる。大手金融機関はその恩恵を従業員や消費者、株主に還元しただろうか。

  米金融監督当局が最重要と位置付ける23の金融機関が報告した税率に基づくと、今年1-6月(上期)の減税効果は一行当たり平均3億8800万ドル(約431億円)。同期間に重要金融機関は合計3200人分の雇用を減らした。

  銀行の経済への貢献の中心である融資は1-6月に0.9%増加。前年同期の伸びはその2倍だった。

  一方、株主は大きな恩恵を受けた。1-6月の利益急増を受けてこれら大手金融機関は、2019年半ばまでに株主還元を280億ドル以上増やす計画を示した。

  これらは銀行が減税の恩恵をどのように使ったかを示す最初の数字だ。

  リージョンズ・ファイナンシャルのデービッド・ターナー最高財務責任者によると、同行は減税による増益の一部を増配と自社株買い、従業員の最低賃金引き上げに使った。JPモルガン・チェースなどの銀行も、減税の恩恵の分配について目標を設定している。

原題:Banks After Tax Cuts: Loan Growth Slows and 3,200 Jobs Disappear(抜粋)

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