きょうの国内市況(8月7日):株式、債券、為替市場

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●日本株反発、好決算銘柄買いと中国株高に安心-ソフバンク1万円回復

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  東京株式相場は反発。好決算評価のソフトバンクグループなど情報・通信株、鹿島など建設株が買われ、国際原油市況の上昇を材料に石油や鉱業株も高い。続落していた中国上海株が戻り歩調を強めたため、市場参加者の間に買い安心感が広がった面もある。

  TOPIXの終値は前日比13.15ポイント(0.8%)高の1746.05と4営業日ぶりに上げ、きょうの高値引け。日経平均株価は155円42銭(0.7%)高の2万2662円74銭と反発した。

  ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは、「企業決算は足元堅調。為替も、米国の緩やかな利上げ継続で円高リスクは後退しており、業績期待は続くだろう」と指摘。米国との貿易摩擦や経済成長の鈍化傾向を受け、さえなかった中国株が下げ止まり、「リスクオンとまではいかないが、マーケットの連動性を受け日本株にも安心感が出ている」と話した。

  東証1部33業種は石油・石炭製品、情報・通信、鉱業、建設、保険、サービス、鉄鋼など27業種が上昇。下落は水産・農林、パルプ・紙、精密機器、銀行など6業種。

  売買代金上位では4-6月純利益が市場予想を上回った鹿島が午後に急伸、通期利益計画を上方修正した日本製鋼所は大幅高となった。SUBARUは反発。半面、第1四半期決算短信に「継続企業の前提に重要な疑義」を注記したパイオニアは急落、上期利益が会社計画に届かなかったサントリー食品インターナショナルも安い。

  東証1部の売買高は13億2412万株、売買代金は2兆1526億円。値上がり銘柄数は1382、値下がりは644。

●超長期債が安い、オペ減額に警戒感-10年物価連動債入札は無難な結果

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  債券市場では超長期債を中心に相場が下落。週後半に30年債入札を控える中、長期金利の変動幅拡大を容認した日本銀行が国債買い入れオペを徐々に減額するとの警戒感から売りが優勢だった。

  現物債市場で新発30年物の59回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)高い0.855%と、昨年11月以来の高水準を付ける場面があった。新発40年物の11回債利回りは0.985%と、1月以来の水準まで上昇。長期金利の指標となる新発10年物国債の351回債利回りは0.5bp高い0.105%で開始後、0.11%に上昇後、0.105%に戻した。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、足元では日銀は金利の急上昇を許さない姿勢だが、買い進めると国債買い入れオペの減額ではしごを外されるのではないかとの警戒感もあると指摘した。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は2銭高の150円15銭で取引を開始。いったん150円07銭に下げたが、目先の方向感に乏しく、結局は1銭高の150円14銭で引けた。

  財務省はこの日、10年物価連動国債の価格競争入札を実施した。発行予定額は4000億円程度。23回債のリオープン発行で、表面利率は0.1%に据え置かれた。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.12倍と前回を下回ったが、最低落札価格は104円05銭と市場予想中央値を上回った。

●ドル・円は111円台前半で小動き、FFR警戒でやや上値重い

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=111円台前半で小動き。米中貿易戦争や日米新貿易協議(FFR)に対する警戒感からやや上値が重かったが、中国株や日本株が堅調な中、積極的に円を買う動きも見られなかった。

  午後2時50分現在のドル・円は前日比0.1%安の111円33銭。早朝に付けた111円43銭を日中高値に、午前10時にかけて111円23銭まで弱含み、その後111円30銭台でこう着した。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジストは、「日銀緩和修正騒動も終わり、FOMC(米連邦公開市場委員会)も米雇用統計も通過し、ドル・円は上も下も動きにくい雰囲気」と指摘。「FFRで為替批判や金融政策批判が出ればワンタイムの円高に振れる可能性があるため、上値は抑えられているが、円ロング(買い持ち)にするには先進国で一番高金利のドルを借りて空売りしなければならず、そこまで今回の会合結果にベット(賭け)できる人はいないのではないか」と話した。

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