豪中銀:政策金利を過去最低に据え置き-利上げはまだ先の見通し

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  • 政策金利は2年間にわたり過去最低の1.5%に据え置き
  • 引き締めに転じつつある米欧やアジアの中銀とは対照的

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は7日、主要政策金利を過去最低に据え置くことを決めた。現行の過去最低水準での据え置きは2年間に及ぶ。同中銀が近いうちに引き締め気味の政策に向けた世界的なトレンドに加わる見通しはほとんどない。

  ロウ総裁率いる豪中銀はオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標を過去最低の1.5%に据え置いた。総裁は、こうした政策運営姿勢によって、労働市場が引き締まり、インフレ加速を招くのに十分な賃金上昇を促すと予想している。しかし、力強い経済成長やインフラ整備ブームの下での建設労働者への需要増大を除けば、こうした流れが台頭する兆候はほとんどない。

  ロウ総裁は声明で、「中銀は豪経済の中心的な見通しをなお維持しており、2018、19両年の国内総生産(GDP)成長率が平均で3%をやや上回ると予想している。これが余剰生産能力のさらなる縮小につながるだろう」と指摘した。

  豪中銀は、次の動きが利下げより利上げとなる可能性が高いとの立場を維持している。ロウ総裁は16年9月の就任以来、経済が完全雇用に近づき、インフレ率が中銀目標(2-3%)の中央値近くになってから初めて利上げを実施すると一貫して主張している。米欧やアジアの中銀が利上げに踏み切ったり、金融引き締めの準備を進めたりしているのとは対照的だ。

  スワップ市場では、少なくともあと1年は利上げが織り込まれていない。

原題:Australia Holds Key Rate as Prospect of Hikes Remains Distant(抜粋)

(3段落目以降で声明内容や説明などを追加して更新します.)
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