ゴールドマン対モルガンS、メキシコ・ペソはさらに上昇するのか

  • ゴールドマンは一段高予想、モルガンSは売り勧める
  • いずれにしてもNAFTA交渉の行方が鍵を握る

7月のパフォーマンスが世界一だった通貨、メキシコ・ペソはさらに値上がりするのだろうか。これについて、ウォール街の2大勢力、ゴールドマン・サックス・グループとモルガン・スタンレーの対決の様相となっている。

  ゴールドマン・サックスは7%値上がりの後もまだ上昇余地があるとみる。モルガン・スタンレーは売りのポイントに近いとの見方だ。いずれにしても北米自由貿易協定(NAFTA)が鍵になる。

  ザック・パンドル氏らゴールドマンのストラテジストはリポートで「上昇後もまだ過小評価されている」とし、慎重な中央銀行の下で収まりつつあるインフレ、ロペスオブラドール次期大統領の抑制の効いた論調、そしてもちろんNAFTA交渉の進展を理由に挙げた。ここからの動きは緩やかで変動はあるとみられるものの、11月には1ドル=18.5ペソ、来年8月は17.75ペソと見込んでいる。

  一方、モルガン・スタンレーはペソをショートにするべき時だとし、コロンビア・ペソまたはインド・ルピーに対するショートを勧める。ジェームズ・ロード氏らストラテジストはリポートで、「当社のモデルはペソの売りシグナルを出す段階に極めて近い。NAFTAに関する良いニュースはおおむね織り込み済みで、現時点でリスクはアンダーパフォームの方に傾いている」と記した。

  ペソは6月14日に付けた1年3カ月ぶり安値からは13%上昇している。

原題:It’s Goldman Vs Morgan Stanley When It Comes to Mexico’s Peso(抜粋)

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