Photographer: Eric Thayer

モルガンSのテクノロジー弱気予想、ついにトレーダーの耳に届いたか

  • テクノロジー株の下落、米国株全体にプレッシャーかける
  • アップルの時価総額1兆ドル到達、相場上昇ピークの可能性示唆

1カ月前に米国のテクノロジー株の売りを勧めていたモルガン・スタンレーは、ようやくトレーダーらがこのアドバイスに注意を払い始めたと述べている。

  期待外れの決算を受けてフェイスブックやツイッター、ネットフリックスのような銘柄から投資家が離れる中、ナスダック総合指数は7月25日に最高値を記録して以後、最大4.2%値下がりした。先週はアップルの時価総額が1兆ドル(約111兆3000億円)を超えたが、実のところこれはテクノロジー株の上昇相場がピークを迎えたサインであり、市場全体をリスクにさらす可能性があるとモルガン・スタンレーは警告する。
                  

  マイケル・ウィルソン氏率いるモルガン・スタンレーのストラテジストらは「警告を発した際、フィードバックはわれわれへの反対意見にかなり偏っていた。電話は鳴っていなかったし、テクノロジー株の短期的なリスクリワードは乏しいというわれわれの見方に同調していた人々でさえも、『言いたいことはわかるが・・・。幸運を祈る』という言葉をかけてくるだけだった」とリポートに記述した。

  同ストラテジストらは米テクノロジー株の「アンダーウエート」を継続。同セクターの一部における業績下方修正やディフェンシブ株主導の動きの継続、相場上昇をけん引する銘柄数の減少に言及した。
 
  弱気予想の主な要点は、S&P500種株価指数で26%と最もウエートが高いテクノロジー銘柄に対する初期の売りが、米国株のさらなる下落の始まりを示すサインの可能性があるということだ。同ストラテジストらは「われわれが正しく、テクノロジー株がボラティリティーのローラーコースターに向かうなら、そのマーケットウエートや取引の集中、グロースとモメンタム戦略の比重の大きさは、痛みがテクノロジーセクターを超えて広がる公算が大きいことを意味する」と述べた。

原題:Morgan Stanley Says Traders Finally Hearing Bearish Tech Call(抜粋)

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