台湾TSMC、アップルの注文に対応可能か-ウイルス感染で打撃でも

  • 2017年に流行した「ワナクライ」変種にTSMCの工場が週末に感染
  • ウエハーへの影響はなかったもよう、動揺は不要-マキシム

週末に複数の工場がコンピューターウイルスに感染した半導体受託生産大手の台湾積体電路製造(TSMC)は、年内に「iPhone(アイフォーン)」の新機種投入の準備を進めるアップルからの注文に予定通り対応できる見通しだ。

  TSMCは6日、2017年に流行した身代金要求型ウイルス(ランサムウエア)「ワナクライ」の変種に製造施設が週末に感染した後、フル操業を再開したことを明らかにした。ウイルスに汚染されていたソフトウエアをサプライヤーがウイルススキャンをせずにインストールしたことから感染が急速に広がり、アップル向け半導体を生産する最先端工場の一部がある台湾の新竹と台中の施設に打撃を与えた。

  マキシム・グループのアナリスト、ネハル・チョクシ氏は、ウエハーへの影響はなかったもようであることからアップル向けの遅れは限定的だとの見方を示し、「アップルの視点や投資家の視点から動揺する必要はないと思う」と語った。

  TSMCはアップルへの影響についてコメントを控えた。アップルもコメントを控えている。

  TSMCの何麗梅最高財務責任者(CFO)は、今回の問題でTSMCの2018年利益に多少影響すると述べたが、7-9月(第3四半期)粗利益率が1ポイント程度低下すると先に述べた以上の詳細には言及を控えた。

原題:TSMC Seen Meeting Apple’s Orders Even as Virus Hurts Production(抜粋)

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