トランプ米大統領のイラン制裁で欧州が動揺、ダイムラーは投資中断

更新日時
  • EUは米国のイラン制裁再開決定を非難、「強く遺憾に思う」と表明
  • 「世界平和を求めている。それ以下は受け入れられない」-米大統領

イラン経済を孤立させたいというトランプ米大統領の計画はうまくいっているようだ。

イランのロウハニ大統領

フォトグラファー:Christophe Morin / Bloomberg

  米政府がイラン制裁再開の第1弾を発動して数時間内に、ドイツの自動車メーカー、ダイムラーはイランでメルセデス・ベンツ車の販売を拡大する計画を取りやめた。イラン核合意の存続を目指す欧州連合(EU)が、トランプ氏の強硬な行動から企業を守る措置を発表したにもかかわらずだ。

  トランプ大統領は「イランとビジネスをしている者は誰も、米国とビジネスをする機会を与えられることはない。私は世界平和を求めている。それ以下は受け入れられない!」とツイッターに投稿。「イラン制裁は正式に発動された。これまでで最も厳しい制裁だ。11月にはもう一段強化される」と指摘した。

  フランスのエネルギー会社トタルからドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンに至る欧州の企業は2015年の核合意以降、イランへの投資を拡大してきた。同合意により、イランは核プログラムの縮小と引き換えに、経済制裁の緩和を認められていた。

  EUは6日遅くの声明で、米国の行動について「強く遺憾に思う」と表明。「われわれはイランとの合法的なビジネスに携わる欧州企業を保護する決意だ」と続けた。

原題:Trump’s Iran Sanctions Spook Europe as Daimler Halts Investments(抜粋)

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