イラン、通貨リアル安阻止へ包括策実施を計画-米制裁再開控え

  • この1週間、イラン国内ではデモが散発的に発生
  • 7日からドル紙幣購入や貴金属取引の禁止が再開される

イランは6日、通貨リアル安に歯止めをかける目的で新たな包括的金融救済策を実施する計画だ。米国はイラン核合意からの離脱に伴い、7日に一部制裁を再開する。

  イラン国内ではこの1週間、政治・宗教エスタブリッシュメント(既存勢力)への抗議行動が散発的に続いている。ファルス通信によれば、首都テヘラン西方の都市カラジで、デモ参加者1人が銃で撃たれて死亡し、20人が拘束された。

  イラン政府はトランプ米政権の核合意離脱が引き起こした経済危機は収束可能だとして国民の懸念解消に努めるとともに、物価上昇への怒りを和らげようと取り組んでいるがうまくいっていない。また同政府は対ドルで最安値を更新しているリアルの下落阻止も目指している。

  7日に再開される制裁はイランによるドル紙幣購入や金など貴金属取引、工業用金属の売却・取得の規制など。また同国の自動車セクターを対象にした制裁や、ペルシャじゅうたん・ピスタチオの対米輸出禁止も含まれる。
  

原題:Iran Sets Currency Rescue Ahead of Reimposed U.S. Sanctions (2)(抜粋)

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