【米国株・国債・商品】株が上昇、S&P500は5週連騰

更新日時
  • 原油は反落、WTI先物は1バレル=68ドル台-貿易への懸念で
  • 米国債は上昇、欧州中核国債の値上がりと非製造業指数の軟調受け

3日の米株式相場は上昇。S&P500種株価指数は週間ベースでも上げ、5週続伸。投資家は7月の米雇用統計について、労働市場の安定を示すもので、米連邦準備制度の漸進的な利上げ方針と整合的と受け止めた。米国債は欧州中核国債に連れる形で上昇し、利回りが低下した。

  • 米国株は上昇、ダウ136ドル高-米中対話への期待感で一段高
  • 米国債は上昇、欧州中核国債に連れ-10年債利回りは2.95%
  • NY原油は反落、関税巡る米中の舌戦激化を懸念
  • NY金は反発、約1年ぶり安値から回復ー米国の雇用減速受け

  主要株価指数は遅い時間に日中高値を付けた。貿易と関税に関する米国と中国との対話が高レベルで一部再開したとのクドロー米国家経済会議(NEC)委員長の発言が伝わり、一段高となった。食品大手のクラフト・ハインツは、市場予想を上回る決算を発表、キャンベルスープと合併に関する暫定協議を開始したとの米紙報道も好感されて急伸。一方、原油相場の下落を背景にエネルギー関連株は下げた。

  S&P500種株価指数は前日比0.5%高の2840.35。ナスダック総合指数は0.1%上げて7812.02。ダウ工業株30種平均は136.42ドル(0.5%)高の25462.58ドル。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.95%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が反落。関税措置を巡る米中間の舌戦が激化する中、経済活動や石油消費が鈍化するとの懸念が高まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は47セント(0.7%)安い1バレル=68.49ドル。ロンドンICEの北海ブレント10月限は前日比24セント安の73.21ドルで終えた。

  アゲイン・キャピタルのパートナー、ジョン・キルダフ氏は「商品市場にとって貿易戦争が最も悪影響を及ぼしている。この貿易戦争がエスカレートするにつれ、WTIは大きな打撃を受けかねない」と指摘した。

  ニューヨーク金先物相場は反発し、前日付けたここ1年余りで最低の水準から持ち直した。米国で7月に雇用者数の伸びが鈍化したことや、米国との貿易摩擦が激化する中で中国が人民元の下落に歯止めをかける措置を発表したことが背景。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前日比0.3%高の1オンス=1223.20ドルで終了した。

  米国債は幅広い年限で上昇。欧州債市場でユーロ圏中核国と英国の国債が上昇したのに連れたほか、7月の米供給管理協会(ISM)非製造業総合景況指数が市場予想より大幅に低下したことを材料視した。一方、米雇用統計にはあまり反応しなかった。7月の非農業部門雇用者数は前月比15万7000人増と伸びがエコノミスト予想を下回ったが、6月の雇用者数は上方修正された。

原題:S&P 500 Set for Fifth Weekly Gain as Dollar Falls: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Advance Amid Steeper Gains for Core Euro-Zone Bonds
Crude Oil Dips as China Plans Tariffs to Counter Trump
PRECIOUS: Gold Rebounds From One-Year Low as Jobs Growth Slows

(最終段落を追加し、相場を更新します.)
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