日産自:電池事業を中国の再エネ事業者に譲渡、買収額非公表

日産自動車は3日、売却先を探していた車載用電池事業について再生可能エネルギー事業を手掛ける中国のエンビジョングループに譲渡すると発表した。譲渡額など取引の詳細は非公表としている。

  日産自の発表資料によると、同社の連結子会社、オートモーティブエナジーサプライ(AESC)や米国や英国の電池生産事業をエンビジョンに譲渡する。エンビジョンは日産自の神奈川県内にある複数のバッテリー開発と生産技術部門も取得する。全従業員の雇用は継続されるとしている。

  これに先立ち、日産自はまずNECなどが保有するAESC株を買い取り、同社の全株式を取得する。エンビジョンへの譲渡はその後、労組との協議や当局の承認を経て来年3月29日までに完了する見込み。日産自は譲渡後も新会社の株式か持ち分の25%を保有することで合意しているという。

  AESCに関して日産自は当初、中国のファンドGSRキャピタルに譲渡することで交渉を進めていたが、6月にGSR側に必要な資金が不足しているとして、譲渡に向けた手続きを一部中止していた。

  AESCは2007年の設立で、15年度の売上高は約366億円、出資比率は日産自51%、NEC42%、NECエナジーデバイス7%となっていた。日産自の電気自動車「リーフ」に使う高性能リチウムイオン電池の開発、製造、販売などを手掛けている。

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