きょうの国内市況(8月3日):株式、債券、為替市場

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●TOPIXが続落、業績失望の食品や機械安い-銀行や保険も

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  東京株式相場はTOPIXが続落。決算失望のアサヒグループホールディングスや山崎製パンなど食料品株、クボタなど機械株が安く、銀行や保険は続落。半面、スズキや住友商事など決算評価銘柄が買われ、日経平均株価は小反発。

  TOPIXの終値は前日比9.51ポイント(0.5%)安の1742.58、日経平均株価は同12円65銭(0.1%)高の2万2525円18銭。

  ニッセイアセットマネジメントの久保功株式ストラテジストは「日本銀行の金融政策の正常化が進められることで長期金利の上昇が為替にどう影響を与えるのかが不透明。米中通商摩擦も解決と悪化という見方を繰り返しはっきりしない」とした上で、「企業業績の好調は既に株式市場の前提条件となっているが、そうした複数の不安要因が落ち着いて見れば日本株は割安という見方になりそう」と語った。

  東証33業種は食料品、海運、鉄鋼、銀行、保険、電気・ガス、不動産など27業種が下落。精密機器、石油・石炭製品、鉱業、輸送用機器など6業種は上昇。売買代金上位ではカカクコムや山陽特殊製鋼が大幅安、午後決算発表のトヨタ自動車も安い。米テスラ急伸が追い風となったパナソニック、野村証券が業界で最も優れた顧客・製品ポートフォリオと評価したSCREENホールディングスは高い。東証1部売買高は13億9949万株、売買代金は2兆3265億円、値上がり銘柄数は435、値下がりは1609。

●長期金利が低下、日銀買い入れオペで需給逼迫感ー超長期には売り圧力

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  債券市場では長期金利が低下した。日本銀行による国債買い入れオペを受けて需給逼迫(ひっぱく)感が強まった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の351回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1.5ベーシスポイント(bp)高い0.13%まで上昇。午後はオペ結果を受けて0.105%と、2営業日ぶりの水準に低下した。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、「今週は指し値オペや臨時オペで残存期間5年超10年以下は予定外の分だけで2兆円程度買い入れている。需給的に締まっているのは間違いない」と指摘。「市場が売りを試して相場が落ち着くと、ショートが残って買い戻しが入りやすい。長期金利が0.10%を割り込む局面で、日銀が柔軟に減額できるのかが次のポイントになる」と話した。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は前日比11銭安の149円98銭で取引を開始。その後はじりじりと水準を切り上げてプラスに転じ、一時は150円15銭まで上昇。結局は3銭高の150円12銭で引けた。

  日銀はこの日、長期と超長期ゾーンを対象に国債買い入れオペを実施。買い入れ額は残存期間5年超10年以下が4000億円と、予定外に実施された前日のオペと同額だった。10年超25年以下は1800億円、25年超は600億円とそれぞれ前回から据え置かれた。応札倍率は5年超10年以下と10年超25年以下が前回オペから低下した一方、25年超は上昇した。

●ドル・円は111円台後半、米中貿易戦争への懸念が上値を抑制

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=111円台後半で小幅な値動き。米雇用統計への期待が支えとなる一方、米中貿易戦争への懸念が上値を抑えた。

  ドル・円は午後3時3分現在、前日比ほぼ変わらずの111円68銭。実需の買いなどが指摘される中、早朝に付けた111円61銭から一時111円78銭まで強含んだが、その後伸び悩み、午後は111円70銭前後で動意薄となった。

  しんきんアセットマネジメントの加藤純チーフマーケットアナリストは、「米国の段階的な利上げ見込みと堅調な景気拡大がいつもそこにあり、ドルを下支えしている」が、イランなどの地政学リスクや貿易摩擦に関するトランプ大統領発言などが散発的に出て、ドル・円の上値を抑えるという繰り返しが「まだしばらくは続くだろう」と予想。米雇用統計も「無難な数字が出れば、材料にもならない気がする」と語った。

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