米GM、中国製SUVビュイック「エンビジョン」の関税免除を要

  • 輸入関税が賦課されれば米国の高級SUV市場での競争力に打撃
  • 25%の関税ならエンビジョンはビュイックの米製品ラインから除外も

ゼネラル・モーターズ(GM)は傘下のブランド、ビュイックが中国で製造するスポーツタイプ多目的車(SUV)「エンビジョン」について、輸入関税の免除をトランプ政権に要請した。米国の高級SUV市場での競争力に打撃を受けると主張した。

  GMが7月30日に米通商代表部(USTR)に提出した書類によると、昨年のエンビジョンの販売台数は中国で21万台だったのに対し、米国では4万2000台だった。国内販売は米国の製造工場を支えるには不十分な規模だが、アウディやレクサス、メルセデスベンツといった海外勢ブランドに対抗する上でGMは製品ラインを完全にそろえておく必要があると指摘した。

  ドイツのBMWや韓国の現代自動車など世界の自動車メーカーはトランプ政権に対し、中国との貿易戦争の一環として、自動車への輸入関税を賦課しないよう要請しており、GMも6月に輸入関税が米国の事業縮小や人員削減につながりかねないと警告していた。

  GMは要望書で「エンビジョンの米国販売台数は小規模ながら、ビュイック・ブランドには戦略的に重要で不可欠だ」とし、「25%の関税を賦課されればエンビジョンはビュイックの米国での製品ラインから消えることになりかねない」と付け加えた。
  
原題:GM Seeks Tariff Exemption for Its China-Made Buick Envision SUV(抜粋)

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