三井物:台湾で検討の洋上風力、100万キロワット超に拡大へ

  • 入札によって台湾政府から新たに2つのプロジェクトの開発権利取得
  • カナダ社などと3社で建設から開発、運営までを手掛ける

三井物産は3日、参入を検討している台湾での洋上風力発電事業について、総発電容量を当初計画していた30万キロワットから、原子力発電所1基分に相当する104万4000キロワットにまで引き上げることを発表した。

  カナダのノースランド・パワー、シンガポールのユーシャン・エナジーと共同で手掛ける。三井物は2日、事業権益の40%を持っていたユーシャンから20%分を取得した。残りの60%をノースランドが保有する。

  ノースランドとユーシャンは4月に台湾当局から発電容量30万キロワットの洋上風力発電所の開発権利を得ていたが、6月に同じく台湾海峡に隣接する発電容量23万2000キロワットと51万2000キロワットの2つのプロジェクトの開発権利を入札によって得た。3つのプロジェクトを一体化することで最適化を追求する。

  三井物は総事業費についてはコメントしていないが、同規模の開発案件では一般的に45億-50億ドル(約5000億-5600億円)規模が見込まれる。

  3社は洋上風力発電所の開発から建設、運転までを手掛ける。21年以降に事業化の可否を決める最終投資判断を行い、25年までに商業運転を開始する予定。20年間にわたって台湾電力に売電する。

  三井物の発電事業における持ち分発電容量のうち再生可能エネルギーが占める比率は18年3月末で16%。台湾以外での事業展開も視野に入れているとして、世界的に需要が高まっている再エネの比率を拡大する方針。

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