リコーリース起債延期、金利環境の変化で-2本立てで7日予定分

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  • 準備していた各100億円の発行を先送り、起債時期は改めて決定する
  • 日銀が7月31日に長期金利の変動幅拡大を決定、長期金利が急上昇

リコーリースが3日、予定していた社債の発行を延期した。金利環境の変化を受けたとしている。

  主幹事の1社の三菱UFJモルガン・スタンレー証券が資料で開示した。リコーリスは3、5年債で各100億円を7日起債で準備していた。5年債は環境債を予定していた。起債時期は主幹事と協議して改めて決定するとしている。日本銀行は7月31日の金融政策決定会合で緩和継続を決定、同時に副作用対応で長期金利の変動幅を倍のプラスマイナス0.2%程度に拡大した。これを受けて長期金利が急上昇している。

  リコーリス財務部資金課の大館大・資金課長は「ボラタイルな環境になり社債のフェアバリューが見いだしにくい環境になっていることなどを考慮した」と語り、起債時期を今後も探るとしている。

  また、8月の初回債条件決定を公表した月島機械IR担当の越智崇氏は「現時点でやめる、やめないという判断をしているわけではない。金利のボラティリティを含め、情報を見極めた上で最終判断をしたい」と語った。

  ニッセイ基礎研究所の徳島勝幸・金融研究部主席研究員は「10年の金利変動幅を10bp程度から20bp程度に拡大したことで、他の年限も少し振れやすくなってしまい、市場の適正な条件が見にくくなった」と指摘。また、「一時的なリアクションであり、少し様子見としてよい夏休みではないか」と語った。

(第3段落に月島機械、第4段落に識者コメントを追加した更新します.)
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