テスラ株が上昇、「転換点」に達したと強気派アナリストが指摘

Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg
Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

米テスラの強気派アナリストの目には、ようやく安定の兆しが見えてきた。

  1日発表の4-6月(第2四半期)決算では、「モデル3」セダンの利益率が予想より良かったほか、現金燃焼は予想を下回り、年内に黒字に転換するとの見通しをあらためて表明した。加えて、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が自身の「マナーの悪さ」を謝罪したことも良い方向に向かっているとみなされた。

  同社を巡っては、「モデル3」をはじめとする同社製品への需要、根強い生産面の課題、資金調達の必要性などに関して疑問が残るが、アナリストはおおむね、テスラの見通しが改善しつつあると捉えているようだ。2日の米市場でテスラの株価は前日比で一時14.2%上昇し、日中ベースで7月2日以来の高値を付けた。

  オッペンハイマーのアナリスト、コリン・ラッシュ氏はテスラが生産増と支出抑制により「重要な転換点に達したと考える」と指摘。投資判断を「アウトパフォーム」とそれまでの「中立」から引き上げ、目標株価は385ドルとした。

  バーンスタインのアナリスト、トニ・サコナギ氏は「第3四半期のモデル3の粗利益率13%、営業経費の横ばい、キャッシュ・コンバージョン・サイクルの15日改善に基づき、テスラは第3・4四半期に非GAAPベースで黒字を達成すると当社は予想する」とした。投資判断は「マーケットパフォーム」、目標株価は265ドル。

  RBCのジョセフ・スパック氏は「マスク氏は2020年に100万台という目標に再度言及した後、50万台から100万台と言葉を濁した。これは当社にしてみれば大きな修正だが、初めから100万台という目標が達成できると信じた人はほとんどいない」と述べた。投資判断は「セクターパフォーム」、目標株価は315ドル。

原題:Tesla Climbs as Bulls Cheer With ‘Inflection Point’ in Sight (1)(抜粋)

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