BMW:通期業績予想の達成危ういと警告、貿易摩擦エスカレートなら

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  • 貿易摩擦を注視、状況悪化なら「業績への影響無視できない」-CF
  • 4-6月は減収減益-中国消費者の買い控えと原材料価格上昇響く

ドイツの高級車メーカー、BMWは貿易問題を巡る米中の対立が今後数カ月にわたって利益を押し下げる恐れがあると警告した。

  BMWは通期の税引き前グループ利益について前年並みとの予想を維持しつつ、少しでも関税が引き上げられる場合は達成できなくなるとの見通しを示した。ダイムラーを含む競合各社は、世界的な貿易摩擦の悪化と原材料価格の上昇で業績予想をすでに引き下げている。

  ニコラス・ピーター最高財務責任者(CFO)は記者向けの電話会議で、貿易問題を「極めて注意深く」見守っているとし、「状況が少しでも悪化すれば、業績への影響は無視できない」と発言。「BMWには米国と中国、欧州に強力な拠点がある。このような状況に対して、とりわけ生産に関して極めて柔軟に対応できる態勢が整っている」と述べた。

  ヘラルド・クルーガー最高経営責任者(CEO)は、高まる貿易障壁の悪影響を打ち消す選択肢は多数あるとしつつ、今のところ特定のモデルを異なる生産拠点に移す計画はないと語った。

  BMWがこの日発表した4-6月(第2四半期)決算は減収減益となった。輸入関税引き下げが発表された中国で買い控えが広がったほか、原材料価格の上昇も利益に響いた。

  グループの利払い・税引き前利益(EBIT)は6.3%減の27億5000万ユーロ(約3570億円)。ブルームバーグがまとめた予想(26億8000万ユーロ)は上回った。売上高は2.9%減の250億ユーロ。

  中国は輸入関税を7月1日に引き下げると発表。これを受け中国の消費者は乗用車購入を遅らせ、メーカー側に値下げを求めた。

原題:BMW Second-Quarter Profit Declines on Slowdown in China Sales(抜粋)

(第2-4段落に通期業績の見通しや幹部発言を加えます.)
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