アップルの好業績見通しでウォール街に強気論広がる

  • アイフォーンの平均販売単価上昇、来年も持続へ-バーンスタイン
  • 注目は秋にリリースされる新型アイフォーンにシフトへ-BofA

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

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米アップルが市場予想を上回る7-9月(第4四半期)売上高見通しを示したのを受け、アナリストらは同社の成長見通しに一段と強気になっている。年内に見込まれる「iPhone(アイフォーン)」の最新機種3種類の投入を前に、今回の決算発表は投資家に自信を与えるものとなったとクロス・リサーチは分析。バーンスタインもアイフォーンの堅調な販売単価に注目し、来年もその傾向が続くと予想した。アップル株は8月1日のニューヨーク市場で上昇し、時価総額が1兆ドル(約111兆円)に近づいた。

アナリストの主なコメントは以下の通り。

バーンスタインのトニ・サコナギ氏

  「アップルの四半期決算の主な注目点は、アイフォーンの平均販売価格(ASP)の力強さで、前年同期比で20%上昇した。アップル幹部も驚いたようだ」

  「われわれはアイフォーンのASPの伸び率が19会計年度に5%になると想定(3%から上方修正、コンセンサスはゼロ%)するが、ASPはもっと伸びる可能性もありそうだ。アイフォーンのASPが19年度に2%上昇するごとに売上高は1%以上、1株利益は0.12ドル押し上げられる」

  サコナギ氏はアップルの目標株価を190ドルから200ドルに引き上げ。投資判断は「マーケットパフォーム」としている。

バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチのワムジ・モハン氏

  モハン氏は決算発表を受け、アイフォーン需要好調やサービス収入の伸び、ウエアラブル端末とエアポッドの需要など5つのアップル株買い材料を挙げた。

  「投資家の注目は2018年秋にリリースされる新型アイフォーンに間もなくシフトするだろう。当社の4万9000件の調査結果ではインストールベースの大部分がまだアイフォーン『6/6プラス』で、アイフォーン購入意思がなお極めて強いことを示唆している」

  モハン氏はアップル株の投資判断を「買い」に据え置き、目標株価を230ドルとしている。

クロス・リサーチのシャノン・クロス氏

  「今回の決算と業績見通しは同モデルの安定性や予測可能性への投資家の信頼感を高める。さらに、今後数四半期にアップル製品ラインアップの大半が一新され、短期的な業績を支えると予想される」

  アイフォーンの平均販売価格の上昇とサービスの予想を上回る成長が4-6月(第3四半期)売上高の勢いのけん引役となった。「同四半期に特に低調」だった「Mac(マック)」の影響を一部相殺した。

  クロス氏はアップルの投資判断を「買い」とし、目標株価を213ドルとしている。

原題:Apple’s Solid Quarter Strengthens Bull Case on Wall Street (1)(抜粋)

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