米フォードが南米市場撤退を検討、事業売却を他社に打診-関係者

  • 赤字事業売却でフィアット・クライスラーやVWに接触
  • フォード南米事業は2012年以降、赤字続く-累積約4700億円

フォード・モーターは南米市場からの撤退を検討しており、同地域の赤字事業の売却をフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)やフォルクスワーゲン(VW)などに打診し始めた。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  協議が公になっていないことを理由に同関係者が匿名を条件に語ったところによれば、フォードは同事業の選択肢を検討しながら、複数の競合他社と接触したという。フォードの南米事業は2012年以降、税引き前ベースで黒字を確保できておらず、この期間の赤字額は42億ドル(約4700億円)に膨らんでいる。

  関係者1人によると、他の自動車メーカーは為替レートが不安定で政治リスクを伴う南米市場の事業拡大に慎重なため、フォードが取引をまとめるのは難しい可能性がある。

  フォードはブルームバーグの報道が不正確だとコメント。同社スポークスマンのブラッド・キャロル氏は「フォードは南米からの撤退を検討していない」との声明を電子メールで送付した。

  FCAとVWの広報担当者はいずれもコメントを控えている。

原題:Ford Said to Shop Money-Losing South American Unit to Rivals (1)(抜粋)

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