ブラジル中銀:政策金利を6.50%に据え置き-市場の予想通り

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  • エコノミスト39人のうち37人が今回の決定を予想していた
  • ブラジル中銀は3会合連続で政策金利を据え置いた

ブラジル中央銀行は1日、政策金利を過去最低の6.50%に据え置くことを決めた。新興市場のボラティリティーが和らぐ一方、リセッション(景気後退)からの回復の足取りがおぼつかない状況が背景にある。

  ゴールドファイン総裁を中心とする中銀の政策委員会は、3会合連続で政策金利の据え置きを決定。ブルームバーグが調査したエコノミスト39人のうち37人が今回の決定を予想し、1人が0.25ポイントの利上げ、もう1人が0.50ポイントの利上げを見込んでいた。前回6月の会合では、通貨安を抑えるために金融引き締めに動く可能性を政策委が示唆していた。

  ブラジルの今年の経済成長見通しは、先の政策金利決定以降引き下げられており、現在の1.5%という予測は1-3月(第1四半期)末と比べると半分に近い数字だ。インフレは全国規模のトラック運転手のストライキの影響で一時的に加速したものの、その後緩和の兆しが強まっている。

  証券会社スルアメリカ・インベスチメントスのチーフエコノミスト、ニュートン・ローザ氏によれば、そのようなシナリオによって、10月のブラジル大統領選を巡る不透明感にもかかわらず、金融当局による金融政策の現状維持が容易になったと受け止められる。

  ローザ氏は「経済活動と労働市場の両方が弱く、不安の種だったインフレもより安心できる水準に戻った。こうした状況は、金融当局が世界情勢と選挙の動向を見守りつつ政策金利を据え置くことを可能にする」と指摘した。

原題:Brazil Holds 6.50% Rate Amid Trade Spats, Run-Up to October Vote(抜粋)

(エコノミストのコメントなどを追加して更新します.)
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