【米国株】ダウとS&P反落、10年債利回り3%台に

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  • 米中間の貿易摩擦悪化で工業株が下落、ハイテク株は上昇
  • 米国債は下落、米財務省の国債発行額引き上げで
Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S. Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

1日の米株式市場ではダウ工業株30種平均とS&P500種株価指数が反落。米中の貿易摩擦悪化で製造業の株価が下げた。一方、アップルの好決算を受けてハイテク株は買われた。

  • 米国株はダウとS&P反落、アップル好決算受けてハイテク買われる
  • 米国債は下落、10年債利回り3%台に上昇
  • NY原油は続落・5週ぶり安値、米在庫増と産油国増産で
  • NY金は反落、年内の米利上げペースが注目集める

  米国債は下落。10年債利回りは6月以降で初めて3%を上回り、米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利維持を発表した後もこの水準付近を維持した。

  S&P500種は前日比0.1%安の2813.36。ダウ工業株30種平均は81.37ドル(0.3%)下げて25333.82ドル。ナスダック総合指数は0.5%高の7707.29。ニューヨーク時間午後4時48分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し3.0%。

  ニューヨーク原油先物市場では、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が続落。米エネルギー情報局が発表した週間在庫統計で原油在庫が予想外に増加したことや、サウジアラビアやロシアの増産で、世界的に供給が増加傾向にあるとの懸念が高まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は1.10ドル(1.6%)安い1バレル=67.66ドル。ロンドンICEの北海ブレント10月限は前日比1.82ドル安の72.39ドルで終えた。

  ニューヨーク金先物相場は反落。年内の米利上げ見通しが投資家の注目を集めた。背景ではドルが続伸、米10年債利回りは一時3%を上回った。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限はFOMC結果発表前に、前日比0.5%安の1オンス=1227.60ドルで終了した。

  S&P500種は早い時間の上げから下落に転じた。米国が関税率を引き上げた場合にまず影響が及ぶ工業株の下落が響いた。中国は米国に対し、貿易を巡る「どう喝と圧迫」をやめるよう警告、米が関税を引き上げた場合は反撃すると言明した。アップルは前日発表した決算の好調を手掛かりに過去最高値を更新、ナスダック総合を押し上げた。

  このほか、10年債利回りが3%を上回ったことに反応して銀行株が買われた。

  日本国債の軟調が影響し、米国債の売りはアジア時間から続いていた。午前に米財務省が発表した四半期定例入札の発行額が大方の予想より引き上げられたことを受け、米国債への売りがかさんだ。FOMCへの反応は薄かった。

原題:Stocks Mixed, Treasuries Decline as Fed Stands Pat: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Fall on Auction Size Increases; 10Y Yield Tops 3%(抜粋)
Oil at Five-Week Low as Supply Worries Compound Trade War Threat(抜粋)
Gold Declines as Fed’s Rate Plans Outweigh Global Trade Spat(抜粋)
Bank Shares Rally as 10-Year Treasury Yields Top 3%(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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