米自動車販売:7月は減少、インセンティブ支出縮小が響く

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7月の米自動車販売はほぼ全ての大手自動車メーカーで減少した。4年7カ月ぶりに値引き販売の手を緩めたことが響いた。

  中でも日産自動車は前年同月比15%減少し、業界中で最大の落ち込みとなった。JDパワーによると自動車各社のインセンティブ(販売奨励策)支出は減少し、業界で4年半前から続いていた増加の流れが途絶えた。

  ビッグスリー全てが業績見通しの下方修正を発表し、フォード・モーターは5年にわたる事業再編計画に乗り出すなど、7月は自動車業界にとって厳しい月となった。最新の販売実績は、自動車販売がピークをつけ、販売奨励策を引き上げない限り需要は軟化し続けるとの投資家の懸念を裏付けそうだ。フォードの7月販売は前年比で3.3%減少した。

  ゼネラル・モーターズ(GM)は先週、今年の利益予想を下方修正し、鉄鋼・アルミ価格の上昇で業績が圧迫されると説明した。一方、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の販売台数は国内市場でのジープの堅調を追い風に、7月に5.9%増とプラスを確保した。

  この時期にインセンティブ販売を減らすのはまれだと、フォードの米国販売責任者、マーク・ ラネーブ氏は述べた。売れ筋ピックアップトラック「Fシリーズ」は、部品工場の火災が発端で5月に生産が乱れ、在庫が薄い状態となっている。

  7月の業界全体の販売台数は季節調整済み年換算で1680万台となり、6月の1720万台を下回った。市場予想は1670万台。

原題:Auto Sales Shrivel Amid First Cut in U.S. Discounts Since 2013(抜粋)

(業界全体の数字を入れて更新します.)
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