米国、対トルコ制裁で対象になる個人・団体のリスト準備-関係者

  • 米国人牧師の釈放期限を今週延長、釈放なければ制裁と通告
  • トルコ・リラは急落、1ドル=5リラに迫り過去最安値

米国はトルコに対して制裁を実施する場合に対象とする団体や個人のリストを準備していると、事情を知る関係者2人が明らかにした。トランプ政権は米国市民や米外交使節団の関係者をトルコが拘束していることに抗議し、制裁を科すことも辞さない姿勢を打ち出している。

  米国が北大西洋条約機構(NATO)の同盟国に制裁を科すのは前例がないが、制裁リストの準備はこの実施に近づいていることを示す。取り扱いに注意を要する問題であることから匿名を条件に語ったこれら関係者によると、リストの作成は対ロシア制裁で政府関係者やプーチン大統領に近い新興財閥を対象にした際のモデルを参考にした。

  トランプ政権は今週、トルコが拘束中の米国人牧師アンドルー・ブランソン氏の釈放期限を延長し、釈放されない場合は制裁を科すと通告していると、交渉状況に詳しい両国の関係者が述べた。制裁の対象となる個人や団体については、財務長官と国務長官の承認が必要になるという。

  この一報でトルコ・リラは急落し、1ドル=4.9985リラと過去最安値を付けた。米財務省の報道官に電子メールでコメントを要請したが、今のところ応答はない。

原題:U.S. Said to Prepare List of Turkey Economic Sanctions Targets(抜粋)

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