米ISM製造業景況指数:7月は予想より低下-新規受注落ち込む

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  • 製造業総合景況指数は58.1-市場予想59.4、前月60.2
  • 新規受注の指数が60.2-2017年5月以来の低水準

米供給管理協会(ISM)が1日発表した7月の製造業景況指数は、市場予想以上に拡大ペースが鈍った。貿易戦争による悪影響への懸念が長引く中、新規受注の指数がこの1年余りの最低水準に落ち込んだ。

ISM製造業景況指数のハイライト (7月)

  • 製造業総合景況指数は58.1と3カ月ぶりの低水準。6月の60.2から低下した上に、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値(59.4)も下回った。同指数は50が活動の拡大・縮小の境目
  • 新規受注の指数は60.2と、2017年5月以来の低水準。前月は63.5
  • 生産の指数は58.5に低下。前月は62.3。雇用指数は56.5に上昇。前月は56
  • 仕入れ価格指数は73.2と、1月以来の低水準。6月は76.8

  ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ会長は発表文で、関税措置とそれに対する報復行為が及ぼし得る影響が調査回答者にとって「圧倒的な懸念材料だ」と分析。鉄鋼・アルミニウムを巡る混乱や流通上の困難が続いていると指摘した。
  
  7月は生産と受注の各指数が下げたが、全体の指数は17年通年平均の57.4を上回っており、製造業の拡大となお整合性がとれている。今年4-6月(第2四半期)の米実質国内総生産(GDP)速報値は14年以来の高い伸びだった。

  全体の数字を押し下げたいくつかの指数は、米製造業の生産能力を制約していた要因が緩和したことを示唆する。まず、受注残の指数が54.7と昨年11月以来の低水準で、15年以来の大幅低下となった。前月は60.1だった。7月の入荷遅延指数は62.1と、14年ぶりの高水準だった6月の68.2から大きく低下した。

  統計の詳細は表をご覧下さい。

原題:U.S. Manufacturing Cools as Gauge of Orders at One-Year Low (1)(抜粋)

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