Photographer: Kostas Tsironis/Bloomberg

ゴールドマンが切り捨てるトルコ債、ブラックロックは買いに動く

  • 制裁の脅威や予想外の金利据え置き「悪材料だらけ」-ゴールドマン
  • トルコのドル建て債平均利回りは7.45%、新興市場平均は6.12%
Photographer: Kostas Tsironis/Bloomberg

ゴールドマン・サックス・グループはトルコについて、政策当局が「やっていることは全て間違っている」と切り捨てるが、ブラックロックはトルコ債を買っている。

  7月27日付けの提出資料によると、ブラックロックは最も売買の多いトルコのドル建て債5銘柄のうち4銘柄を7-9月(第3四半期)に入り買い増した。ブルームバーグ・バークレイズ指数が示すトルコのドル建て債平均利回りは6月に2009年以来の高水準に達したが、それから1カ月とたたない間にブラックロックは買いに動いている。

  ブルームバーグが集計したデータによれば、ブラックロックはトルコ債の最大の保有者で、約25億ドル(約2800億円)相当の保有高は2位のアリアンツの2倍以上。しかし、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントの新興市場責任者、サム・フィンケルシュタイン氏はトルコ資産について、米国による制裁の脅威や中央銀行が先週決定した予想外の金利据え置きなど「悪材料だらけ」だと指摘する。

  外貨建てトルコ債の投資家は今年これまでに8%近い損失を被ったが、値下がりのおかげで利回りは上昇し、妙味を見いだす投資家も現れている。トルコのドル建て債の平均利回りは7.45%と新興市場平均の6.12%を上回る。

  ブルームバーグのデータによれば、ブラックロックの新興市場現地通貨建て債券ファンドのポートフォリオの保有上位2銘柄はトルコ債。同ファンドの今年これまでの成績はマイナス8%となっている。

Top Bondholders

BlackRock reinforces its position as top lender to Turkey

Source: Bloomberg

原題:BlackRock Snaps Up Turkish Bonds Derided by Goldman Sachs (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE