欧州アルセロール・ミタル、利益急増-保護主義が鉄鋼値上がり招く

  • 4-6月のEBITDA、30億7000万ドル-予想29億4000万ドル
  • トランプ米大統領の関税戦略が製品価格を押し上げている

欧州の製鉄会社アルセロール・ミタルの4-6月(第2四半期)決算は、大幅な増益となった。鉄鋼需要の持ち直しに加え、保護貿易が台頭する中で安価な輸入品が締め出され、製品価格が上昇した。

  EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)は30億7000万ドル(約3440億円)と、前年同期の21億1000万ドルから増加。アナリストの予想平均(29億4000万ドル)も上回った。純利益は41%増の18億7000万ドル。

  製鉄で世界最大手の同社は2018年の世界鉄鋼消費が最大3%伸びると予想。これまでは最大でも2.5%増と想定していた。米国と欧州で需要が最大3%増える可能性があるとし、5月時点から見通しを引き上げた。中国に関しても上方修正した。

  こうした強い需要に加え、トランプ米大統領が対米鉄鋼出荷に25%の関税を課す戦略が鉄鋼の値上がりを招いている。アルセロール・ミタルは北米と欧州で平均販売価格が大きく上昇したほか、4-6月期の鉄鋼出荷が1.8%増えたと説明した。

原題:ArcelorMittal Profits Jump Again as Trump Sends Steel Flying (1)(抜粋)

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