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Photographer: Jeff Hutchens/Getty Images
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ウォール街で復活、危機で葬られた金融商品-発行が07年来の高水準

  • 商業用不動産ローン担保証券の発行、今年は昨年の倍のペース
  • CRE・CLO復活は11年遅くからだが、発行の強さが今年の特徴
NEW YORK - APRIL 8: As the world's economy struggles to pull out of a recession, traders work on the floor of the New York Stock Exchange in the New York financial district on Wall Street on April 8, 2009 in New York City. (Photo by Jeff Hutchens/Getty Images)
Photographer: Jeff Hutchens/Getty Images

一度葬られた金融商品が、息を吹き返しつつある。リスク高めの不動産プロジェクト向けローンを束ねた商品は金融危機でほとんど姿を消したが、今では危機後の記録を塗り替えるペースで発行されている。

  業界アナリストによると、商業用不動産(CRE)ローン担保証券(CLO)の発行は今年、昨年の約2倍の最高200億ドル(約2兆2400億円)に達する見込みで、これは2007年以来の高水準。

  こうしたCRE・CLOは郊外のオフィス棟、集合住宅プロジェクト、転換期を迎えたモールなど、通常方法では資金調達がしにくい不動産向けファイナンスに利用される。変動金利型のため、リターンが高めで金利が上昇しても対応できる点を評価する投資家がいる一方、デフォルト(債務不履行)や金融機関の引き受け基準の緩みを警戒する声もある。

  CREに投資する金融機関アイゼンバーグのデービッド・アイゼンバーグ社長は「今のところ、市場で規律は引き続き保たれているが、一部のディールには例外があるかもしれず、どんな商業用不動産のビジネスプランにも常にリスクはある」と指摘。「CRE・CLOにおいて、今存在するキャッシュフローは後で起きる状況に対してほとんど意味を持たない」と付け加えた。

Fast Pace

CRE CLO sales exceed full-year 2017

Data compiled by Bloomberg

  CRE・CLOの案件は2011年遅くに復活し始めたが、当時は比較的安全な住宅ローン向けなどが中心で、これだけ発行が強いのは今年が初めて。欧州での合成CDO(債務担保証券)など、危機前に人気だった他の金融商品も復活している。

  CLO人気で発行体にはコストが低下。銀行の信用枠や通常融資に比べ、資金調達が安くなっているほか、問題を抱えたり開発中の不動産プロジェクトへの資金提供に踏み出すよう、ノンバンクや不動産投資信託(REIT)に促している。

原題:Wall Street Resurrects Another Financing Tool Killed by Crisis(抜粋)

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