任天堂株が一時7%高、スイッチのソフト販売好調-年末商戦に期待

Photographer: Buddhika Weerasinghe/Bloomberg

任天堂株が急伸。前日発表した4-6月期(第1四半期)の連結営業利益は前年同期比9割の増益だった。人気の家庭用ゲーム機「スイッチ」は本体販売が鈍化したものの、ソフト販売好調が鮮明となったことから、年末商戦に向けてさらなる収益積み増しへの期待が高まっている。

  前日比3.4%高で始まり、一時7%高の3万9330円まで上昇。2017年10月下旬以来約9カ月ぶりの日中上昇率を記録した。午前10時30分現在は6.8%高の3万9240円となっている。売買代金は東京市場トップの約1060億円に膨らんでいる。

  ジェフリーズ証券のアツール・ゴヤール・シニアアナリストは7月31日付リポートで、4-6月期の営業利益の好調は「大きなポジティブサプライズ」だと評価。通期のソフト販売計画については1億本とする会社の予想を「上回るのは確実」だとした。年末商戦に期待する声もある。

  任天堂が発表した4-6月期(第1四半期)の営業利益は88%増の305億円。売上高は9.1%増の1682億円、純利益は44%増の306億円だった。同四半期のスイッチの本体販売は4.4%減の188万台、17年3月からの累計では1967万台となった。

  SMBC日興証券の前田栄二アナリストらは31日付リポートで、スイッチ本体の鈍化について「ハードの減少は織り込み済みとみられるが、第2四半期以降も前年を下回る状況が続くと2020年3月期以降の業績への期待値低下につながる懸念が残る」と指摘した。

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