ソニー株が年初来高値を更新、営業最高益も市場に上振れ期待

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

ソニー株が急伸。同社は前日、ゲーム関連や半導体部門の収益拡大見込みに加え、孫会社の株式売却益計上で2019年3月期の純利益予想を5000億円に増額したが、営業利益予想は6700億円に据え置いた。これについて市場では保守的な見積もりで、収益上振れを期待する声も上がっている。

  ソニー株は前日比3.8%高で始まり、一時前日比5.4%高の6143円まで上昇。2月7日以来の日中上昇率を記録し、年初来高値を更新した。午前9時42分現在は5%高の6120円、売買代金は東京市場で第2位の約290億円に膨らんでいる。

  SMBC日興証券の桂竜輔アナリストは7月31日付リポートで、会社が携帯電話関連部門の収益を余りにも低く見積もっていることや、EMIミュージック・パブリッシングの完全子会社後に新たに約1000億円の再評価益が計上される可能性などを勘案して「8500-9500億円の営業利益水準が視野に入ってきた」としている。

  ソニーが発表した18年4-6月期(第1四半期)の営業利益は、ゲーム部門が好調で同四半期の連結営業利益実績は前年同期比24%増の1950億円と同四半期での最高を記録した。売上高は5.1%増の1兆9536億円、純利益は2.8倍の2264億円だった。

  ジェフリーズ証券のアツール・ゴヤール・シニアアナリストも31日付リポートで「第1四半期は非常に強かった」として「買い」を継続。通期営業利益予想を据え置いたのは「上半期ではよくあることだと考える」とし通期では上方修正の可能性もあるとの見方を示した。

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