iPhone好調のアップル、7-9月売上高は市場予想上回る見通し

更新日時
  • ウエアラブル需要持続-「その他製品」売上高は37%増
  • 近く投入する製品・サービスに大きく期待-クックCEO
Apple store in Chicago. Photographer: Daniel Acker/Bloomberg
Photographer: Daniel Acker/Bloomberg

アップルの7-9月(第4四半期)売上高見通しはアナリストの予想を上回った。「iPhone(アイフォーン)」の高性能機種やデジタルサービスのほか、「エアポッド」や「アップルウオッチ」などウエアラブル機器への消費者の需要が持続していることが示唆された。

  同社によると、7-9月期の売上高は600億-620億ドル(約6兆7000億-6兆9300億円)となる見通し。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は594億ドルだった。同四半期の粗利益率は38-38.5%を見込む。アナリスト予想は38.2%だった。4-6月(第3四半期)決算もアナリスト予想を上回った。

  同社の株価は7月31日の時間外取引で一時約3.5%上昇。通常取引終値は190.29ドル。年初来では12%上昇し、米企業で初の1兆ドル台乗せに接近している。

アップルストア

Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg

  クロス・リサーチのシャノン・クロス氏は投資家向けリポートで、「今回の決算と業績見通しは投資家の信頼感を高める」と述べ、「アップル製品ラインの大部分は向こう数四半期に一新され、短期的な業績を支えると予想する」とコメントした。

  アイフォーンは発売から10年以上経過したものの依然としてアップルの最重要製品で、売上高の約6割を占める。販売台数は最近、鈍化しているが、同社はデジタルサービスを構築し、アイフォーン周辺機器を開発しており、これらの新規ビジネスとアイフォーン販売価格の上昇が売上高の伸びを支えている。

  アップルの7-9月期見通しが注目されているのは、同社が通常、新型アイフォーンを発表する時期に当たるためだ。同社は年内に3種類の新機種を投入する見通しで、ウォール街は収益予想を上方修正していた。

  ティム・クック最高経営責任者(CEO)は発表文で、今回の結果は「アイフォーンやサービス、ウエアラブル端末の引き続き好調な販売によるものだ。近く投入する製品・サービスについて非常に興奮している」と述べた。

  4-6月期の売上高は17%増の533億ドル、1株利益は2.34ドル。アナリスト予想の平均は売上高が524億ドル、1株利益が2.18ドルだった。

  同四半期のアイフォーン販売は4130万台で、売上高は299億ドル。平均販売価格は724ドルに上昇した。「アイフォーンX(テン)」の販売価格が999ドル以上であることも寄与した。ブルームバーグの集計したアナリスト予想では、販売台数は4160万台、平均販売価格は699ドルと見込まれていた。

  クックCEOはアナリストとの電話会議で、4-6月期のアイフォーン販売ではXが最も人気の機種だったと述べ、世界中で市場シェアを伸ばしたことを明らかにした。

Above the Mark

Average iPhone price remained above $700 for the third straight quarter

Source: Bloomberg

  サービス収入は過去最高の95億5000万ドルで、前年同期に比べ31%増加。アナリスト予想平均は92億ドルだった。クックCEOはアナリストに対し、サービス収入を2020年までに2倍にする目標を達成する方向にあると述べ、有料サブスクリプション(定期利用契約)が3億件を超えたことも明らかにした。

  その他製品分野の売上高は37%増の37億ドル。同分野にはエアポッドやアップルウオッチ、「アップルTV」、「ホームポッド」などが含まれる。クックCEOはウエアラブル端末は同四半期の目玉で、売上高は前年同期比で60%増加したと指摘。アップルウオッチは過去最高の四半期になり、40%台半ばの伸びを記録したと説明した。同社はアップルウオッチの販売台数を公表していない。

  「iPad(アイパッド)」の販売台数は1160万台で、前年同期の1140万台から増えた。

原題:Apple Forecast Tops Estimates on High-End IPhones, Services (2)(抜粋)

(アナリストとCEOのコメントなどを追加して更新します.)
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