アーコニック、建設事業を売却・撤退-ロンドン高層住宅火災に関連

航空機・自動車向けアルミ部品メーカーの米アーコニックは、死者が出た昨年のロンドン高層住宅火災に関連していた建造・建築事業を売却し、撤退する。

  アーコニックは31日、数カ月以内に完了予定の広範な事業見直しの一環として、建造・建設システムズ事業は売りに出されたと、4-6月(第2四半期)決算と併せて発表した。同事業の年間売上高は10億ドル(1120億円)程度。

  今年最高経営責任者(CEO)に就任したチップ・ブランケンシップ氏の下、事業の活性化を試みているアーコニックは、建設市場から撤退することで、より成長性の高い航空市場の比重を高める考え。

  31日の米市場でアーコニックの株価は一時4%近く上昇。同社株は年初から30日までに23%下落していた。

  今回売却される事業は昨年、不本意な注目を浴びていた。火災で70人余りの死者を出したロンドンの高層住宅に、アーコニック製の建設資材「レイノボンド」が使用されていたことが明らかになったためだ。これを受けて同社は高層住宅向けの同素材販売を中止している。

  4-6月決算は調整後1株利益が37セントに増加。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均(30セント)を上回った。売上高は9.6%増の36億ドルと、市場予想(34億9000万ドル)をわずかに上回った。

原題:Arconic to Sell Business Tied to London’s Deadly Grenfell Blaze(抜粋)

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