スイス資産運用会社GAMの株価が急落、投資責任者の職務停止を嫌気

  • 主力戦略の投資ディレクターに内部調査、資金払い戻しの恐れも
  • 株価は一時21%安、ストックス600指数で最大の下落率

31日の欧州株式市場で、スイスの独立系資産運用会社GAMホールディングの株価が急落した。同社がリスク管理に対する内部調査の結果、旗艦ファンドの運用者だったティム・ヘイウッド氏を職務停止にしたとし、この措置により資金の払い戻しが生じるかもしれないと警告したことが引き金となった。

  チューリヒ市場に上場するGAMの株価は一時21%安と、日中の下落率として2009年以来の大きさ。現地時間午前11時30分時点では18%安で、ストックス600構成銘柄のうち最大の下げとなっている。同社は31日、1-6月の税引き前利益が21%増加したと発表したが、職務停止の悪材料が増益決算を打ち消した。

 

   GAMの発表によると、同社はアンコンストレインド/アブソルート・リターン債券戦略の責任者だった投資ディレクター、ティム・ヘイウッド氏を職務停止とした。同氏の記録管理に対する内部調査を受けた決定。同氏の誠実性に疑義が生じているわけではなく、関連当局には通知しているという。

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原題:GAM Shares Extend Losses as Suspension Adds to Swiss Fund’s Woes(抜粋)
GAM Shares Tumble; UBS Says Outlook for Company Now Negative (1)

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