長期金利が5BPの大幅低下、2016年6月以来-日銀決定内容好感で買い

  • 日銀決定、長期金利誘導目標はゼロ%程度を維持
  • 新発10年債利回りは0.09%で開始、その後0.045%まで低下
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

国内債券市場で長期金利が大幅に低下している。日本銀行が金融政策決定会合で現行の緩和策の柔軟運用を決めたが、ゼロ%程度とする長期金利の誘導水準を維持したことで安心感が広がり、買いが優勢になっている。

  ブルームバーグのデータによると、長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは、日銀の政策決定内容発表後に水準を切り下げ、一時は0.045%と前日比5ベーシスポイント(bp)下げた。長期金利が5bp以上低下したのは、英国の国民投票で欧州連合(EU)離脱が確定的となった2016年6月24日以来となる。

2016年6月当時の記事はこちらをご覧下さい。

  日銀は31日の金融政策決定会合で、長短金利水準を据え置いた上で、長期金利目標について「経済・物価情勢等に応じて上下にある程度変動しうる」ことを賛成多数で決定。長期金利の誘導目標は「0%程度」、短期金利(日銀当座預金の一部に適用する政策金利)は「マイナス0.1%」で変更はない。長期国債買い入れ(保有残高の年間増加額)は「約80兆円」をめどとしつつ弾力的な買い入れを実施する。ETFとともに、年間900億円の不動産投資託(J-REIT)の買い入れも上下に変動しうるとしている。

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